お知らせ
2022.07.21
連休前にバッテリー点検はいかがですか
クルマのトラブルでもっとも多いのが「バッテリー上がり」です
年間を通してクルマのトラブルで一番多いのがバッテリー上がりです。
ある年のJAFさんの出動理由の割合では全体の約4割がバッテリー上がりなのが分かります。
そうしたトラブルに備え、定期的にバッテリーの点検をする訳ですが、あのテスターを使ったバッテリー診断は具体的に何を調べているのでしょうか?
従来の測定方法は、バッテリーに大容量の電流を与えて、放電後の電圧を計測するロードテスターを使った測定です。
ただ、このロードテスターには大電流を流すためにバッテリーの負荷が大きい、測定結果にバラツキが出やすいなど注意すべき点があります。
当社ではこうした欠点を補い、より正確に測定できるのがCCA値を計測するテスターを使用しております。 ※CCA値とは、コールドクランキングアンペアー(Cold Cranking Ampere)の略称で、バッテリーにエンジンを始動させる能力がどれだけあるかを示す性能基準値のこと。
HATACHI バッテリーチェッカー HCK-602FB
具体的には、-18℃±1℃の温度で放電し、30秒後電圧が7.2V以上となるように定められた放電電流値(A=アンペア)を測定するタイプ(※摂氏-18度=華氏0度)。
計算によってバッテリー内部の電気伝導率を導き出すので、真夏でも計測は可能です。CCAテスターなら、バッテリーへ負荷をかける心配もないし、内部電気伝導率から算出するため、見せかけの電圧に左右されず正確にバッテリーの状態が掴める。
なによりバッテリーの劣化は、内部の腐食破損やサルフェーション(硫酸鉛)の付着、活物質の軟化、脱落などによる内部抵抗の増加が主な原因なので、電気伝導率を調べるCCAテスターであればかなり正確にバッテリーの健康状態が把握できます。
そしてバッテリーの劣化状態がわかることで、最近急増しているバッテリーの突然死を回避できるというのが一番のメリットです。
突然のトラブルを回避すために定期的にバッテリー点検してみてはいかがでしょうか。